〔2009/6/9〕NTTメディアクロス、携帯3キャリア対応のクロスメディアツールの提供開始

 NTTメディアクロスは、雑誌、新聞、テレビ、ラジオ等各種メディアやコールセンターで紹介される広告などの詳細情報を簡単に取得する仕組みとして、クロスメディアツール「空電(からでん)」を開発し、2008年11月から試験運用をしてきたが、2009年6月15日より本格サービス展開すると発表した。
本サービスは、広告などの詳細情報を携帯サイトで閲覧する際に、URLの入力や二次元バーコードの読み取りといった煩雑な作業を行うことなく、「電話をかける」だけで携帯サイトのURLなどをメールで受信できる日本初のクロスメディアツール。このほど、NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯3キャリアに対応し、流通している携帯電話端末の90%以上にあたる9900万台以上の端末をカバーすることが可能となった。
具体的には、携帯電話からのダイヤル接続により、自動的にその携帯電話に対してショートメッセージ(以下、SMS)を返信する機能をもっている。従来は、携帯電話利用者が携帯サイトを閲覧する場合、メールアドレス、URL、検索キーワードなどの入力や、二次元バーコードの読み取りを行う必要があったが、各種メディアに記載された10桁の電話番号をダイヤルするだけで、本システムから送信されるSMSに記載のURLなどへアクセスが可能となり、煩わしい操作が不要となる。また、このSMSの受信時にかかる携帯電話利用者の通信料は、サービスを活用する企業が負担するため、一切かからない仕組みとなっている。
本サービスの本格サービス展開に合わせて、ニッセンのコールセンターで利用される。カタログショッピングのコールセンターで対応する顧客に、オペレーターが空電の電話番号を案内することで、インターネット会員登録用のサイトへ誘導することが可能になる。


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