〔2014/12/1〕エプコ、電力の小売りに係わるカスタマーサービスを提供開始

 エプコ(本社:東京都墨田区、岩崎辰之社長)は、電力の小売りに係わるカスタマーサービスの提供を開始する。まず、電力小売り市場に新規参入した大手新電力会社向けに、低圧の電力調達に係わるカスタマーサービスを、2014年12月から開始する。
 電力システム改革において2016年より家庭向けの電力小売り市場が全面自由化されることに伴い、既存の電力会社はこれまでの営業エリアを越境した電力の販売を計画している。また、企業や自治体は、独自の料金プランや手厚いサービスで需要家の開拓を行うものと思われる。
 さまざまなプレイヤーが電力小売り市場に参入することで競争が激しくなることが予想され、各社は電力事業の業務効率化と充実したカスタマーサポートサービスの両面で業務体制の確立が必要と認識しており、エプコとしては、こうした電力小売り企業向けの電力業務ソリューションが新たな事業になると考えている。
 家庭向けの電力小売りには、特に需要家と接点がある通信キャリアやケーブルテレビ会社、ガス会社、水道事業を手掛けている地方自治体などが新規参入を予定している。新規参入企業は、需要家からの電話やメールでの問い合わせ対応や既存電力会社との電力供給の切り替え業務、電気料金明細書の発送、支払い手続きなどさまざまな顧客の維持管理に係わるカスタマーサポート体制を構築する必要がある。また、需要家が電力売買を申し込む際のクラウドシステムや顧客管理システム、料金管理システムなどの業務システムも構築する必要がある。
 エプコでは、これらのカスタマーサポートと業務システムをパッケージにして、電力業務に係わるカスタマーサービスとして、電力小売り企業向けに提供していく。具体的には、電力小売り市場に新規参入した大手新電力会社向けに、低圧の電力調達に係わるカスタマーサービスを開始する。


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