〔2015/2/24〕ジンコーポレーション、コールセンター基盤をクラウド環境に集約し受電応答率向上を実現
ジンコーポレーションは、国内で186店舗を展開する美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」などの顧客対応を行うコールセンターのICT基盤を、2015年2月に、NTTコミュニケーションズのクラウド型コンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」などへ移行するとともに、音声関連ネットワークを集約・統合すると発表した。
PBXやACD、IVR、顧客管理などコンタクトセンターに必要な機能を包含するICT基盤のクラウド化などにより、季節毎の入電件数の増減に応じて柔軟にオペレーター席数を増減させることで、応答率向上を実現。
ジンコーポレーションは2002年の創業以来、美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」のコールセンター業務に関わるICTシステムをオンプレミス環境にて自社で構築・運用していた。しかし、店舗数拡大に伴い、2015年1月末時点では会員者数が241万人に達し、それによるコールセンターへの入電件数の増加が既存ICT基盤の処理能力を超えることがしばしば発生していた。特に脱毛シーズンである夏の繁忙期において、コールセンターへの入電件数が一時的に増加することにより、応答率が低下し、一部の顧客に十分な電話対応ができないなども同社の課題となっていた。
ジンコーポレーションは、入電件数増加による受電応答率低下などが喫緊の課題となっていた自社のコールセンター基盤強化のため、安全性の高いデータセンター内に設備があり、繁忙期や各種キャンペーンに応じて増大する入電件数などへ柔軟に対応可能なクラウド型コンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」へ移行する。
今後、本コールセンターは24時間体制での運営を検討しており、女性の会員へ向けた日本初のコンシェルジュ機能の拡充も行っていく。本コンシェルジュ機能では、子育てや介護などの相談に対応し、女性のライフスタイルに寄り添ったサービス提供が行えるよう、進めていくという。