〔2009/6/26〕リアライズ、顧客データ統合・名寄せサービスの提供開始
リアライズは、企業の高度な顧客情報管理(CRM)におけるデータ統合・名寄せを実現するためのコンサルテーションからデータ整備の実行、運用アウトソーシングまで一貫した「顧客データ統合・名寄せサービス」の提供を開始した。
同社は、名寄せツール活用に加えてデータマネジメント事業のノウハウを生かした顧客データ固有のルール発見による名寄せ精度の向上、名寄せが必要なくなるデータ登録・運用方法の改善コンサルティングなど、総合的な顧客データ統合・名寄せサービスを提供する。これにより、複数データベースにまたがる顧客データを統合し、クロスセルによる売上機会の拡大や、1顧客に対する与信や利用限度額などの上限把握による企業のリスク軽減の実現を支援する。
名寄せの実行を妨げるものとしては、企業が保有する個別のデータベースに格納されているデータの正確性の問題と複数のデータベースのデータの整合性の問題がある。現状販売されている名寄せツール(ソフトウェア)では一般的な名寄せルールで解決できるデータベース間の整合性の確保を取り扱えるが、本サービスでは、これに加えて、(1)データ・エンジニアによる顧客データ固有の名寄せルールの発見・追加、(2)名寄せに必要な個別データベースの欠損データの補完の特徴を持つ。
従来提供されてきた名寄せサービスは、名寄せツール(ソフトウェア)の購入を伴うものが主流であった。本サービスでは、ツールの販売を伴わず、データ処理件数や難易度などに応じたプロジェクトベースの課金体系をとる。これにより、比較的件数の少ない顧客データの場合や、CRMシステム導入前にイニシャルで一括のデータ統合・名寄せを行う場合などに、リーズナブルな価格で顧客データ統合・名寄せを実現することができる。