〔2015/3/12〕J.D. パワー、2015年米国携帯電話・タブレット端末購入経験満足度調査結果を発表

 J.D.パワー アジア・パシフィックは、2015年米国携帯電話・タブレット端末購入経験満足度調査を発表した。
 今年で12年目となる本調査は、モバイル端末をコールセンター、販売店、オンラインの3つのうちいずれかの方法で購入した際の満足度を評価するものであり、年に2回調査結果を発表している。本調査は、フルサービス(携帯電話事業者と契約し、毎月料金を支払う契約タイプ)と契約の必要がないプリペイド型の2つのサービス形態における顧客の総合的な満足度を6つのファクターに基づいて算出している。ファクターは影響度順に「販売店の店員」、「ウェブサイト」、「店舗施設」、「商品とプロモーション」、「サービス料金」、「コールセンターのセールススタッフ」となっている。
 フルサービスの携帯電話事業者では、AT&Tが802ポイントを獲得して第1位だった。AT&Tは6つのうち5つのファクターで評価が高く、特に販売店の店員とコールセンターのセールススタッフの評価が高かった。プリペイド型サービスの携帯電話事業者では、ブースト・モバイルとヴァージン・モバイルが同率で第1位だった(795ポイント)。ブースト・モバイルとヴァージン・モバイルは商品とプロモーション、並びにウェブサイトで評価が高かった。
 J.D. パワーの通信分野担当のシニア・ディレクターであるカーク・パーソンズは「携帯電話事業者は、タブレット端末やスマートフォンを購入しようとしている顧客に、商品情報を提供するという担当者が担う役割の重要性を理解する必要がある。特にタブレット端末は高価なため、顧客は時間をかけて商品を選ぶ。販売担当者が、タブレット端末を検討している顧客に端末の機能を説明し、様々な質問に答えることが、顧客の購買決定プロセスを改善して、満足度の高い顧客体験を提供することになる」と述べている。
 モバイル端末購入時の総合的な満足度は、スマートフォン購入者が797ポイント、タブレット端末購入者が811ポイントと、タブレット購入者の方が高かった(1000ポイント満点)。


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