〔2015/3/17〕ベネッセの委託先コールセンターから顧客情報が流出

 ベネッセコーポレーションは、コールセンター業務の委託先であるトランスコスモスの元契約社員が顧客情報23人分を不正に取得し、外部に持ち出していた可能性があると発表した。持ち出していた期間は2014年3月頃から8月頃にかけてで、既に全情報を回収したとしている。
 持ち出していたと見られる元契約社員は、カスタマーサポートの電話オペレーターで、2014年2月より勤務。別件で逮捕され、警察が捜査を進める過程で私物スマートフォンから個人情報が見つかり、1月下旬に同社へ連絡が入ったという。同社は1月28日付けで同契約社員を解雇した。
 2014年3月頃から8月頃にかけて、氏名の一部、電話番号のほか、住所や生年月日、所属先など個人情報23件を紙に書き写して持ち出し、スマートフォンに登録していたという。第三者への提供や二次被害は確認されていないという。ベネッセコーポレーションやトランスコスモスでは、関連する顧客へ謝罪を進めている。
 ベネッセは「委託先の監査・監督体制の更なる強化を速やかに行っている」としている。トランスコスモスは「監視カメラの増強やペーパーレス化をさらに進める」としている。


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