〔2015/3/26〕NTTコミュニケーションズ、ナビダイヤルサービスに全国一律課金や話中時待ち合せなどの機能追加

 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、同社が提供する「ナビダイヤル・インテリジェントサービス」に6つの新機能を追加してリニューアルすると発表した。新機能の提供開始は3月30日。
 ナビダイヤルは、企業が顧客からの問い合わせ窓口などを運営するための電話サービスで、問い合わせ対応拠点が全国に分散している場合でも「0570」で始まる統一の番号で問い合わせを受け付けられるほか、問い合わせ時の通話料金を発信者側と着信者で分担できる機能などを備える。ナビダイヤル・インテリジェントサービスは、同サービスにIVR(音声自動応答)などの機能を加えたもの。
 顧客対応業務の高度化に伴い効率的な受付を可能にするIVRに対応した同サービスを希望するユーザー企業が増えていることから、リニューアルを決めたという。
 新機能のうち「全国一律課金機能」は、発信者(問い合わせをする人)の通話料金を着信側(コールセンター)までの距離に関係なく、全国一律1分10円の料金に設定できるもの。問い合わせ対応拠点が全国複数の場所にある企業の場合、どの拠点に電話をした時でも通話料を同じにできるメリットがあるとする。なお、同機能を利用するには、すべての契約回線が「Arcstar IP Voice」または「ひかりライン」を利用していることが前提であり、発信側は固定電話またはひかり電話や050番号以外のIP電話などに限られる。
 「話中時待合せ機能」は、着信側の電話回線が全て通話中の場合、発信者に音声ガイダンスを流し、回線が空き次第繋ぐもの。通話が混雑している場合でも、問い合わせや申し込みの電話を取り漏らすことを防ぐとしている。
 「同番移行機能」は、既にナビダイヤルを契約している企業が、その番号のままナビダイヤル・インテリジェントサービスを利用できるもの。
 この他、発信者の通話料金の一部を、着信側で割合を指定して負担する「チャージ機能(料金指定機能および迂回時差額負担機能)」、迷惑電話に対して自動音声ガイダンスで対応し、コールセンターへの着信を未然に拒否する「迷惑電話お断り機能」、発信者の発信地域やIVRのガイダンス中にどのボタンを押したか(どの窓口を選択したか)などの情報を通話前にオペレータへ音声で通知して円滑な応対をサポートする「ウィスパー機能」といった機能を新たに提供する。


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