〔2015/6/1〕ジェネシス・ジャパン、SIPベースのコンタクトセンター・パッケージを出荷開始

 ジェネシス・ジャパン(本社:東京都千代田区、田中良幸社長)は、SIPベースのコンタクトセンター・ベーシック・パッケージ「Genesys Business Edition Premise」の国内での出荷を開始した。
 Genesys Business Edition Premiseは、テンプレート化したコンタクトセンター機能と導入支援サービスを組み合わせて導入を進めることで、これまでと比べてシステム構築までの期間を最短1カ月まで大幅に短縮するとともに、初期コストとTCOの低減を実現する。
 初期導入コストやオペレーションコスト低減に対する要望が非常に強い一方で、消費者から企業へのコンタクト手段が電話からEメールやチャット、モバイルなどへチャネルが広がりつつあり、企業はそれらのチャネルへの検討が必要となってきている。
 コンタクトセンターにおいても電話に加え、こうしたマルチチャネルへの対応が求められるようになってきているが、ハードウェアベースのPBXおよびACDの制約により、多くのコンタクトセンターではマルチチャネル化に対応しきれないでいる。
 Genesys Business Edition Premiseは、初期導入コストやオペレーションコスト低減を実現しながら、将来的なマルチチャネルへの拡張性を備えたコンタクトセンター・パッケージ。Genesys Business Edition Premiseは、RDP(Rapid Deployment Package)と呼ばれる導入支援サービスでヒアリングした内容を、テンプレート化したコール・ルーティングやレポーティングといったコールセンターに必要な機能に落とし込む事で、システム・アーキテクチャのデザインから設定までの手順を最小化し、システム構築までの期間を大幅に短縮した。ジェネシスがこれらのアーキテクチャや設定を反映したジェネシスのソリューションをサーバ上の仮想環境に導入・事前テストを行い出荷することで、信頼性の高いシステムを提供する。また、事前にヒアリングした内容を元に、あらかじめIVRのアナウンスやルーティング・パターンの変更点を設定しておくことで、システム担当者に依頼することなく、日々のオペレーションの状況に応じて、運用担当者がオペレーションを柔軟に変更できるなど、サービスレベルやCS向上につながる運営をサポートする。
 また、Genesys Business Edition Premiseは、業界でも定評の高いGenesys Customer Experience Platformをベースにしながらも、小中規模クラスのセンターで求められるシンプルな運用をより効率化するために、新たにスキルベース・ルーティングに特化したアルゴリズムを採用。音声だけのコールセンターにおいても、これまで以上に安定した運用を実現し、各社の企業戦略に沿ったコンタクトセンター・システムをワンパッケージで構築できる。


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