〔2009/7/17〕CSKシステムズ、SaaS型「Salesforce CRM」活用の営業支援システムを提供
CSKシステムズは、エプソン販売に対し、エプソン販売の次世代情報基盤の1つとして、セールスフォース・ドットコムのSaaS型「Salesforce CRM」を活用した営業支援システム(以下、SFAシステム)を構築し、2009年4月より、サービス提供を開始した。今後は、9月より基幹系見積システムとのリアルタイム連携を実現する予定。
エプソン販売では、情報関連機器市場における競争力や営業力を向上させるため、顧客情報や案件情報、営業活動情報の有効活用による部門を越えた営業活動の全体最適化を求めている。
このようなニーズに対してCSKシステムズは、業務に合わせたスパイラルアップ導入が容易なSalesforce CRMを提案し、エプソン販売より、SFAシステムの構築実績、プロジェクト推進力、CRM業務のノウハウ、Salesforce CRMの柔軟性などを評価して採用した。
通常のSFAシステム構築では、要件定義・設計・開発・テスト期間として6カ月~1年程度かかるところ、CSKシステムズは、複数部門にまたがる営業業務要件の整理・調整と全体最適化を実施し、またSalesforce CRMの高い生産性を生かした事で、約4カ月の短期間でサービス提供を実現した。
今回のシステム導入により、営業担当者同士が、営業案件、商品単位の見積情報を相互に共有することが可能となり、複数部門で重複していた営業活動の最適化を図ることができた。また、管理部門は、これらの情報をモニタリングすることにより、営業情報のKPIとして活用することが可能となり、営業活動の可視化を実現することができた。
今後、CSKシステムズは、エプソン販売のSFAシステムの定着化と有効活用を促進するため、定着化支援サービスを継続して実施していく。また、モバイルなどセールスフォース・ドットコムが提供するクラウド基盤を最大限に活用し、エプソン販売の営業力強化するという。