〔2015/7/22〕日本IBM、中国銀行の「電話ワンタイムパスワード」対応システム構築を支援

 日本IBMは、中国銀行が「ちゅうぎんインターネット・モバイルバンキングサービス」のセキュリティ強化の一環として7月21日から開始した「電話ワンタイムパスワード」に対応するためのシステム構築を支援したことを発表した。
 ちゅうぎんインターネット・モバイルバンキングサービスの電話ワンタイムパスワードは「IBM チャネル共同センター・サービス」の機能拡張により、パソコンで行なう新規先への振込みの際に、自動音声であらかじめ銀行に届けた電話番号にワンタイムパスワードを通知するもので、国内の金融機関では初の対応。
 リスクベース認証などさまざまなセキュリティ強化策の1つとして、新たに電話ワンタイムパスワードを追加採用したことにより、ユーザーのパソコンがウイルスに感染してパスワードが盗まれても電話ワンタイムパスワードにより不正送金リスクを軽減し、より安全なサービスの利用環境を提供するという。
 IBM チャネル共同センター・サービスは、インターネット・サービスや音声系サービスなど、顧客との接点におけるサービスについて、複数の金融機関で共同利用しているサービス。中国銀行の電話ワンタイムパスワードへの対応は、コンタクトセンターのサービスとインターネット・サービスを連携させて実現している。口座情報を一元的に管理できるようデータベースの連携を図ることにより、電話ワンタイムパスワードの通知機能をインターネット・サービスの一つに組み込むことができたとしている。


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