〔2015/8/8〕リバーベッドテクノロジー、アプリ最適化ソフトの新版を発表

 リバーベッドテクノロジーは、同社アプリケーション最適化アプライアンスに搭載するソフトウェアの新版「Riverbed SteelHead 9.1」を発表した。すでに提供を開始しており、新たにクラウドアプリケーションの動作を目的にあわせて制御する新機能を搭載したほか、最適化できるクラウドアプリケーションを拡張するなどしているという。
 新版では、ウェブプロキシを導入。すべてのインターネットトラフィックでウェブオブジェクトをキャッシュする透過型のHTTP(S)プロキシを搭載し、大きな動画ファイルの2度目以降の受信を回避して帯域幅を節約できるようになった。ローカルでのリクエスト処理で接続を確立する時間を短縮できるため、アプリケーションの性能をさらに向上すると説明。このような機能は、従業員向けトレーニングや行政などの会議で利用する機会が増えている大きな動画ファイルに対して特に有効としている。
 SteelHead 9.1では、「Box」「ServiceNow」「SAP SuccessFactors」「Microsoft Dynamics CRM」についてもアプリケーションの最適化をシームレスに有効化できるようになった。
 SteelHead 9.1のリリースに伴って、SteelHeadの機能をSaaSで利用できる「SteelHead SaaS」もアップデートされ、「1人あたり1サブスクリプション」でサポート対象のすべてのSaaSを最適化できるようになった。管理コンソールでボタンを一度クリックするだけで、費用を追加することなく新しいSaaSをすぐに最適化できるという。
 新版ではまた、新たにSteelHead SaaSのユニバーサルライセンスを追加し、毎月1人あたり1.99ドルの負担で、新たなレベルの柔軟性と生産性を獲得できるようになった(ユニバーサルライセンスのSteelHead SaaSは8月初旬のリリース予定)。


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