〔2015/8/28〕テラスカイとNTTPC、Salesforceを用いたIoTソリューションを提供開始

 テラスカイ(本社:東京都中央区、佐藤秀哉社長)とNTT PCコミュニケーションズ(本社:東京都港区、前沢孝夫社長、以下、NTTPC)は、センサーデータとSalesforceのCRMを掛け合わせたIoT利用を早期実現できるソリューションを、9月1日より提供すると発表した。これにより、企業の生産性向上を支援するという。
 Salesforceを提供しているセールスフォース・ドットコムでは、IoT進化させ、モノと顧客をつなげることで、企業のビジネスに新しい価値をもたらすIoC(Internet of Customers)を提唱。これを実現するためのエコシステムとして、「Salesforce1 IoT ジャンプスタートプログラム」を運営している。テラスカイとNTTPCは同プログラムに参加しており、Salesforceのユーザー企業はもちろん、Salesforceを導入検討中の企業へ、SalesforceのCRMを用いたIoTソリューションを提供する。
 このソリューションを利用すると、例えば、機器の異常に関して、通常とは異なる挙動を起こす前に予防検知することで、保守員が部品交換を実施する保守サービスを展開したり、営業が後継機の提案を行ったり、といったプロアクティブな行動を起こせるようになる。
 具体的なメニューとしては、IoTを始める際の課題、ニーズをヒアリングした上で計画支援を提案する「IoTコンサルティングサービス」や、IoTプラットフォーム、高いセキュリティと豊富なラインアップを持つ「IoT専用セキュアネットワーク」、クラウドとの連携に特化したクラウド型システム連携サービス「SkyOnDemand」などを用意した。
 提供にあたっては、NTTPCは、センサーデータを「つなぐ・ためる・創りだす」を担う、センサーとの接続から、IoTネットワーク、IoTプラットフォーム、見える化アプリケーションまでを担当。製品のIoT化やIoT試作機を開発予定のユーザーへ、クイック&スモールスタート可能な支援を行う。
 一方のテラスカイは、SkyOnDemandを利用し、ユーザー企業が保有するSalesforceの顧客データ(CRM)とNTTPCのIoTプラットフォームを短期間で連携させる。


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