〔2009/7/24〕クロスランゲージ、多言語コンタクトセンター事業を開始

 クロスランゲージは、海外向けECサイトのサポートセンターとして、また、増加する外国人観光客の接客や窓口応対をサポートするための多言語コンタクトセンター事業を開始した。
中国において個人の海外旅行が解禁されるなど、外国人の観光客は年々増加する傾向にある。VISIT JAPANキャンペーンなど、日本においても外国人観光客の誘致が活発化している。しかしその一方で、来日した外国人観光客への観光案内や飲食店案内、また緊急時の電話サポートなどのコンシェルジュサービスが不足している。また、実際に外国人が店舗や施設の窓口などに来た場合に、店員との意思疎通ができないなどの問題もある。観光客のみならず、外国人の住民自体が急増する中、自治体やハローワークなどの窓口においても外国語で対応する必要が出てきた。 さらに、国内消費が低迷する中、ECサイトなどの物販販売においても海外向けサービスを開始する企業が増加傾向にある。これらの企業では商品案内や決済方法、配送など海外からの問い合わせに対応するサポートが不可欠になってきた。これらの外国人とのコンタクトには、外国語でのメールと電話に対してワンストップでサポートできるサービスが現在必要とされている。 
このような背景を踏まえ、同社では「多言語コンタクトセンター」を新たに開設し、外国語での電話対応やメール対応、3者間通訳をワンストップサービスで提供する。ECサイトや飲食店などの企業はこのサービスを利用することにより、外国人へのコミュニケーションサポートを大幅に向上させることができる。
多言語コンタクトセンターは、(1) 外国人からの電話の問い合わせに対するサポートを行う多言語コンシェルジュサービス、(2)メールでの問い合わせに対して翻訳を行い担当者に送信するメール翻訳サービス、(3) 窓口に来客した外国人に対して電話を介して3者間で通訳を行い、コミュニケーションを円滑にサポートする3者間通訳サービスの3種類のサービスを提供する。
価格は、ミニマムサービスが、1カ月の電話累計時間が40分間で、コンシェルジュサービスの場合、1言語1席あたり初期費用8万円、月額2万5000円と問い合わせ数が少ない企業でも導入をしやすい価格に設定している。 メール翻訳サービスと3者間翻訳サービスはともに初期費用はなく、メール翻訳は1言語あたり月額3万円(メール30通まで)、3者間通訳サービスは電話累計時間が1言語1席あたり40分間で月額2万5000円。いずれのサービスも365日24時間の対応が可能で、企業のサービスにより柔軟に対応が可能 。対応言語は、英語、中国語、韓国語で、そのほかにオプションとしてポルトガル語を用意している。


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