〔2015/9/29〕ビーマップ、スマホ対応の安価なクラウド型同時通訳システムを提供開始

 ネットを通じたソリューション事業を手がけるビーマップは、ウェブ会議システムを開発しているオサムインビジョンテクノロジー(本社:京都市中京区、村田ヒロシ社長)と共同で、法人向けの安価なクラウド型同時通訳サービス「J-TALK」を開発し、10月から提供を開始すると発表した。
 J-TALKはiPhone、iPad、Androidに対応し、クラウドや産学協同の留学生の活用などで価格を抑えたテレビ会議方式の通訳サービス。日本国内の通訳コールセンターだけではなく、自宅で作業するSOHOや個人で活動している通訳者ともインターネットで接続する二重待機方式を採用している。通訳者はユーザーの顔や状況を映像として確認できるため、より細やかな対応が可能になる。
 通訳サービスの依頼を受けると、「通訳可能な言語」、「対応可能な時間」、「通訳サービス利用者の通訳者の評価」に基づいて、適切な通訳者に接続。利用後にユーザーからフィードバックされる評価システムにより、サービスの品質を維持するとのこと。
 ただ通訳するだけなく、ユーザーの位置情報を通訳者に知らせることで地理的な問題を解決できる機能、通訳者とホワイトボードを共有して情報の理解を深める機能など、きめ細かいサービスを備えるほか、システムを企業向けに個別にカスタマイズすることも可能。
 対応言語は、英語、中国語、韓国語、タイ語。価格は、初期費用が4万円、月額利用料が1万5000円。11月以降は、ボランティアや通訳志望者を通訳者に起用したお試し版の「J-TALK 無償バージョン」、海外旅行で気軽に使える1週間3000円で使い放題の「J-TALK トラベル」、外国人旅行者が訪日時に不便を感じやすい公共交通機関の乗り換えや乗り継ぎを専用スタッフが案内する「J-TALK 乗換案内」を順次提供していく予定。


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