〔2015/10/14〕みずほ銀行、米国Simple Emotion 社の音声感情認識技術をコールセンター業務へ試行導入

 みずほ銀行は、シリコンバレーに本社を置くSimple Emotion 社(SE 社)と、コールセンターにおけるオペレーターのさらなる応対品質向上を目的に、SE 社の音声感情認識技術をコールセンター業務へ試行導入することに合意した。今回のSE 社との試行は邦銀初の試み。
 SE 社は、スタンフォード大学生のMatthew Fernandez氏とマサチューセッツ工科大学生のAkash Krishnan氏が2012 年に共同設立したベンチャー企業。
 SE 社の音声感情認識技術は、人の声の周波数などから、話者の感情を、どの言語でも識別することが可能。SE 社はその技術の活用領域をコールセンターだけでなく、ロボティクス、ヘルスケアなどの幅広い分野とし、各社の業務特性にあったソリューションの提供を行っている。
 みずほ銀行は、今年2 月よりコールセンターにおいてIBM Watson テクノロジーを導入し、「より正確」かつ「よりスピーディー」な応対の実現を目指している。今回のSE 社の高い技術力をコールセンターに活用することで、オペレーターの更なる応対品質向上を目指す。
 また、将来的には、顧客とのコミュニケーションにおいて、IBM Watson テクノロジーと連携させた最適なワン・ツー・ワン応対や、店頭やロボットなどの他チャネルへの活用を展望していくという。


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