〔2016/1/20〕ブックオフオンライン、アクティブコアのプライベートDMP「activecore marketing cloud」を導入

 データ分析・アクションで経営を支援するアクティブコア(本社:東京都港区、山田賢治社長)は、本・CD・DVD・ゲームソフトの販売および買取を展開しているブックオフオンライン(本社:神奈川県相模原市、堀内康隆社長)のプライベートDMP基盤として「activecore marketing cloud」が採用されたことを発表した。
 activecore marketing cloudは、ERPやCRM、DWH、コールセンターやWebサイトによる企業内データおよび、その他の外部データに対して「データ統合・収集・蓄積・抽出」とともにデータマイニングを行い、企業の事業活動支援に直結する「アクション」を導く、クラウドベースのソリューション。
 ブックオフオンラインは、ブックオフを全国展開するブックオフコーポレーションの子会社として、中古と新品の本・CD・DVD・ゲームの販売・買取を行う、総合オンラインショッピングサイト「BOOKOFF Online」を運営している。同社においては、オンラインショッピングサイトを運営する販売事業と、年間28万人以上が利用する宅配買取サービス「宅本便」を運営する買取事業があり、それぞれのデータが別々のものとして、多岐に渡っていた。そのため、統合されたデータ分析を行う際には基幹システムにある多くのデータの中から該当データを抽出し加工する必要があり、各現場担当者がリアルタイムにデータを把握することが困難であるという問題があった。また、顧客データの活用も一部の販売/買取傾向の分析に留まり、顧客軸でのLTV分析やランクの把握が十分にできておらず、会員に対して画一的なアプローチしかできていない状況であった。
 そこで、これらの課題を解決するために、プライベートDMP基盤としてactivecore marketing cloudの採用に踏み切った。ブックオフオンラインでは、activecore marketing cloudを活用し、多岐に渡っていたデータを一元化し、各サービスを利用する会員の把握はもちろん、商品カテゴリ毎の傾向分析、さらに買取から販売までを一連の流れとした会員LTVの可視化を目指した。activecore marketing cloudを導入したことで、商品軸、顧客軸、オンラインのデータを統合した分析を各現場担当者が直接行うことが可能になり、そこからリストを作成/抽出することで各ターゲット層へのアプローチとその反響分析を実現した。また、買取においては、有効な商品を多く提供してくれる会員をロイヤリティの高い会員としてターゲティングすることで、効率的な在庫の確保が可能となった。
 今後はこのような分析結果を生かし、会員1人ひとりと適切なコミュニケーションを行えるように、Webサイトやメールのパーソナライズを強化していくという。


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