〔2016/3/2〕TIS、クロスチャネル・コミュニケーション支援サービスを提供開始

 ITホールディングスグループのTIS(本社:東京都新宿区、桑野徹社長)は、WebRTC技術やSMSなどを活用し、動画や音声・テキストといった複数手段で、企業と消費者間のチャネルを横断するコミュニケーションの最適化を実現する「クロスチャネル・コミュニケーション支援サービス」を提供すると発表した。
 ソーシャルメディアやモバイルデバイスの普及に伴い、BtoC事業における企業と消費者との接点は、Web・電話・メール・ビデオチャット・ショートメッセージ・SNSといったさまざまなマーケティングチャネルに複線化しており、このチャネルを相互に組み合わせて利用するクロスチャネルの実現が、企業のマーケティング活動に求められている。
 同サービスは、コンタクトセンターなどにおいて、チャネルをまたがる消費者とのコミュニケーションの最適化を支援するソリューションとなっている。例えば、「Web→電話」のコミュニケーションだと、同社のWeb・電話連動型顧客接点ソリューション「Callクレヨン」を利用して、電話をかけてきた消費者が参照中のWeb画面がコンタクトセンター側に共有されることに加え、コンタクトセンター側からの指示をブラウザ画面上で消費者に伝えるなどの画面共有が実現できるという。
 「電話→Web」のコミュニケーションだと、同社の持つ電話基盤にSMSを連携させる仕組みを活用し、電話で問い合わせをしてきた消費者に対して、SMSを活用した「電話→Web」へのスムーズな誘導を行うコミュニケーション構築を支援するという。例えば、電話をかけてきた消費者の携帯電話に伝えたい情報が掲載されたWebサイトのURLを送信し、わかりやすく簡易なステップで目的のWebサイトに誘導するとのこと。
 同社では、同サービスをマーケティング領域やコンタクトセンター領域を中心に提供していき、2016年度に10件の導入を目標としている。


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