〔2016/3/8〕電通と電通テック、米国サンデースカイ社と協業して、パーソナライズド動画の制作・配信サービスを提供開始

 電通と電通テックは、パーソナライズド動画ソリューションを提供する米国サンデースカイ社と協業し、顧客エンゲージメントを高めるパーソナライズド動画の制作・配信サービスの提供を開始しすると発表した。
 これはサンデースカイ社が保有する「Smart Video」を活用したサービスで、特に通信、保険、金融、医療、旅行、Eコマースなどの業界において、新規顧客の獲得率やリピート率、顧客満足度などの向上に役立つ。顧客の属性や嗜好・契約内容・購買履歴などの最新情報に合わせて、1人ひとりの顧客に最適化された動画を瞬時に制作・配信でき、メールやSMSでの送付、ログイン制のオウンドメディア上での表示、動画配信プラットフォームを経由した自動配信が可能。新規顧客に対するサービス内容の案内、既存顧客に対するCRMの施策、契約の変更・更新の促進など、あらゆるビジネスシーンに応用できるソリューション。背景には、昨今の顧客1人ひとりのニーズに合わせて最適なコミュニケーションを図るワン・ツー・ワンマーケティングや、個客に最適化したエクスペリエンスを提供するIoM (Internet of Me)ニーズの高まりがある。
 また一方で企業は、サイト上での潜在顧客の行動は把握しているものの、既存の広告や販促ツールでは十分な訴求表現ができない、顧客データは管理しているものの、各顧客のステージやニーズに合わせたコミュニケーションが難しいという実態がある。
 こうした状況を踏まえ、電通グループでは企業が抱える潜在顧客や既存顧客の行動データを生かすソリューションの1つが米国で先行するSmart Videoであると判断した。サービス内容が複雑、あるいは個人によって内容が大きく異なるサービスを提供する企業にとっては、顧客に最適なプランを動画でわかりやすく説明することができるだけでなく、動画内に「資料請求」や「新規登録」などのリンクを表示することで、顧客による次のアクションを促進する効果が得られる。また、膨大な数の商品を販売し、1つひとつの商品を広告することが難しい企業にとっては、商品を閲覧したユーザーをリターゲティングし、閲覧商品をリマインドすることで購入を促すことができる。
 今後、電通グループはSmart Videoで、顧客データをコミュニケーションに活用する新しいサービスを企業に提供していくとともに、最新技術を持つ国内外の企業と連携することで、最先端のデジタルマーケティング・ソリューションを提供していく。


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