〔2016/7/13〕オリックス生命、コールセンターなど本社機能の一部を長崎市に新設

 オリックス生命保険は、大規模災害発生時などにおける事業継続体制を強化するため、コールセンター、保険金支払、契約保全、新契約引受業務などの本社機能の一部を長崎県長崎市に新設することについて長崎県、長崎市と合意したと発表した。
 新事務所の名称は「オリックス生命保険株式会社 長崎センター(仮称)」とし、業務開始は2016年10月1日を予定している。これに伴い、7月14日より地域限定正社員の採用を開始する。2016年度採用予定人数70名で、3年計画で400名程度の採用を予定している。
 オリックス生命は、長崎県を含む全国27都道府県で35支社の営業基盤を構築し、現在300万件を超える契約者がいる。予期せぬ大規模災害などで本社機能が被災した場合でも、顧客の契約管理や保険金支払い、その他サービスを継続的かつ安定的にご提供できる体制を整えるため、全国70地域を対象に最適地の選定を進めていた。
 自社の安全指針に基づく多面的な評価方法を取り入れ、台風や地震などの大規模自然災害などの発生率が低く、かつ、新拠点となるオフィスビルに一定基準を満たす安全性が認められたため、長崎県長崎市に設置することを決定した。
 これまで東京と大阪の大都市圏のみで行っていた重要業務の一部を分散化することで、いかなる事態に陥っても顧客へのサービスを滞らせることなく生命保険会社としての使命を果たすとともに、より一層の事業効率改善を図りサービス水準の向上に努めていくとしている。


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