〔2014/5/22〕フューチャーアーキテクト、オルビスの基幹系システムを刷新

 フューチャーアーキテクト(本社:東京都品川区、金丸恭文社長)は、オルビスの基幹系システムを中心としたトータルマーケティングシステムを構築し、2013年10月に稼働させたことを発表した。
 オルビスは、顧客の年代に関係なく生涯使い続けられるブランドを目指し、個々の顧客のあらゆるニーズを汲み取り対応する「One to One」マーケティングに取り組んでいる。
 今回構築した基幹系システムは、今後のトータルマーケティングシステムの完成に向けて、それを効果的に実現するためのプラットフォーム。EC、店舗、コールセンター、FAXなどの販売チャネルを一元的にリアルタイムで管理できる設計とすることにより、顧客情報の統合、そして顧客への迅速かつ柔軟な対応を可能とする。
 新システムでは、さまざまな顧客情報をダイレクトに収集・蓄積でき、その豊富な情報を独自の手法で分析して、顧客ごとに最適な販促施策をスピーディーに実行することができる。販促施策はコールセンター画面などと連動しており、チャネルを横断しての顧客別価格、プレゼント、商品紹介など、高品質のサービス提供が可能なため、顧客ロイヤルティの向上が見込める。また、施策評価を自動化しているため、仮説検証サイクルを短縮し、日々のサービス品質改善のスピードを加速させる。
 新システムの技術的な特徴は、フューチャーアーキテクトが独自に開発したJavaベースのフレームワーク技術である「RtFA」(Real time Framework Architecture)をミドルウェアに活用していること。これにより、オルビスのマルチチャネル展開をシームレスなリアルタイム処理で実現している。また、業務アプリケーションの開発にあたってはフューチャーアーキテクト独自のフレームワーク「パレット」を採用し、最適なコストと短納期を実現した。
 フューチャーアーキテクトは、オルビスのIT戦略パートナーとして、「顧客満足度の更なる向上による売上高の大幅増」という経営目標を共有し、オルビスと一体となって2009年よりトータルマーケティングシステム開発プロジェクトを推進してきた。今後も、オルビスが更に成長を続けていく過程をともに歩むパートナーとして、主にIT面から強固なサポートを継続していくという。


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