〔2016/7/25〕フュートレック、秘匿性が高い音声でもセキュアに書き起こすサービスを販売開始

 フュートレック(本社:大阪市淀川区、藤木英幸社長)は、取締役会や事業戦略会議、コールセンターの通話音声など、社外への依頼が難しい内容を含む音声の書き起こしアウトソーシングを実現する新サービス「VoiShredder(ボイシュレッダー)」の販売を開始すると発表した。
 同社では、音声認識事業で長年培ってきた音声分割技術を開発。書き起こしを行うクラウドのプラットフォームを組み合わせ、機密保持を担保する書き起こしサービスを開始した。
 サービスを利用したい顧客は「VoiShredder」アプリを使って音声の書き起こしを注文。注文を受けると、アプリケーションで分断された音声データがクラウド上の書き起こし作業者にランダムに渡される。作業者には、顧客の企業名などアカウント情報やアップロードされた音声のファイル名は一切提供されず、また、複数の会議・複数の顧客の音声の断片が順不同に配布されるため、断片と断片の前後の繋がりが把握できず、音声ファイルの全体像は分からないという。
 音声の断片ファイルの書き起こしが完了すると、顧客のパソコンの「VoiShredder」アプリでテキストが統合される。このため、同社では書き起こされた文字を閲覧することも音声を聞くこともできない仕組みとなっている。統合されたテキストは、アプリの編集機能にて顧客自身で最終仕上げ(校正)が可能。
 注文後1営業日内に書き起こしテキストは届けられ、必要な分だけ必要なときに利用できる従量課金制で提供される。書き起こしの料金は、録音音声1分当たりの単価(150円)×録音音声の長さ=料金(税別)となる。


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