〔2016/8/19〕はなまるうどん、アライドアークテクテクツのCRM施策をモニプラに全面移管、顧客データのマーケティング活用を開始

 アライドアークテクテクツ(本社:東京都渋谷区、中村壮秀社長)は、セルフ式うどん店「はなまるうどん」を国内で395店舗展開するはなまるが、従来のメルマガを停止し、SNSマーケティングプラットフォーム「モニプラ」で構築した「はなまるうどん ファンサイト」にCRM施策を全面移管したと発表した。これにより、はなまるは約1年で2万人を超える顧客ネットワークを確立し、クーポンの利用率が3倍になるなどの成果を挙げているという。
 はなまるはこれまで、登録されたメルマガ会員約3万人に向けて、定期的にクーポンや店舗情報などを配信してきた。しかし近年、SNSやスマートフォンの急速な普及によって生活者のライフスタイルが大きく変化したことから、従来のメルマガでは顧客とのコミュニケーションに限界があると感じていたという。
 そこで2015年より、モニプラを利用して、はなまるうどん ファンサイトを開設。これをCRM施策の基盤として採用している。これにより、約1年で2万人を超える顧客ネットワークを確立。Facebook、Twitter、Instagramの公式ページ投稿をファンサイト上へ集約して情報発信の総合的な基盤として活用するようになった。
 2015年11月には3万人の会員ユーザーを擁していた従来のメルマガサービスを停止。店内ポスターやPOP、キャンペーン、FacebookなどのSNSアカウント、さらにはオウンドメディアを通じて顧客に向けて再登録を促した結果、従来会員の推定アクティブ率を上回る約3割のユーザーが新たにコミュニティーサイトへ登録した。
 移管後は、配信エラーの多かった従来型携帯電話への配信を廃止し、生産性を改善した他、登録時に「年齢・性別」といった属性情報の他「店舗の利用頻度」や「商品選択時に重視するポイント」といった定性的な情報もアンケートで取得し、マーケティングの精度が向上。その結果、コミュニティー会員にメールで配信されたクーポンの利用率が従来の2%から6%に上昇したという。


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