〔2009/10/5〕矢野経済研究所、コールセンター/コンタクトセンター市場に関する調査結果を発表

 矢野経済研究所は、2009年7~9月にテレマーケティング・エージェンシー、コンタクトセンター/CRM ソリューションベンダを対象にコールセンター/コンタクトセンター市場の調査を実施、「コールセンター/コンタクトセンター市場に関する調査結果 2009」としてまとめた。
同調査結果によれば、テレマーケティング市場は、金融危機の影響により業績が悪化した企業が、外部への資金流出を避けテレマーケティング事業者の利用を減少させたため、2008 年度から市場の成長が鈍化した。ただし、アウトソーシングの利用による経営効率化への需要は根強く、景気回復に伴い徐々に成長が回復する見込みである。2006 年度~2011年度は、年間平均成長率(CAGR)3.4%で推移し、2011 年度には、5072 億円になると予測している。
また、コンタクトセンター/CRMソリューション市場は、2008 年度は景気の悪化により企業の業績が悪化し、IT 投資予算が縮小したことで、投資の延期や案件の小規模化が進んだ。2009 年度上半期は2008 年度に延期された投資が実行されたため市場に伸びが見られたが、2009 年度下半期は、再び投資を控える企業が増加する見込みである。2006年度~2011 年度の年間平均成長率(CAGR)は2.7%で推移し、2011 年度には、4570 億円になると予測している。


PAGE TOP