〔2009/10/9〕インテック、金融機関向けCRMの携帯電話用オプション新版の販売開始

 インテックは、金融機関向けCRMシステム「F3(エフキューブ)」の携帯電話ソリューション「F3 mobile」の新バージョンの販売を開始発した。
F3は、CRMシステムやSFAシステム、コールセンターシステムなどで、業務機能の体系化と業務単位のコンポーネント化を行い、合理的なシステム導入と拡張性を提供する金融機関向け総合情報系システム。F3 mobileは、F3における携帯電話を利用したオプション商品で、携帯電話から「F3」サーバに接続し、システムが保有している最新の顧客情報や取引状況の参照利用を可能とする。
今回の新バージョンでは、インテックと横浜銀行、NTTドコモ、NTTPCコミュニケーションズの4社共同で行った実証実験に基づき、渉外業務を支援する新機能を追加している。実証実験プロジェクトでは、F3の顧客情報や取引情報、商品情報をドコモの携帯電話端末により高セキュリティ下で活用できる従来からの標準機能に加え、印影データの活用や、ローン商品の簡易計算機能など、渉外業務支援機能の実用性を横浜銀行と検討し、ドコモ/NTTPCの協力により機能実装した。
店外での渉外業務支援としては、時事通信社により店舗のマーケットボードなどに配信される市況/ニュース情報や、株式/為替/金利といった相場数値情報をほぼリアルタイムに携帯電話端末で参照できるオプション機能が用意されている。これらのマーケット情報や、預かり資産など、顧客の取引状況が店外で把握可能となり、対面セールスにおけるさまざまなニーズに対して的確な提案が可能となる。


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