〔2009/10/22〕米国コンソナ社、クラウドベースのソリューションを来春より提供開始

 米国コンソナ・コーポレーションは、2010年早々にクラウド基盤上でCRM製品を提供すると発表した。コンソナCRM部門を統括するジェネラルマネージャであるトム・ミレー氏は、「クラウドベースのソリューションである“コンソナ・クラウド”の提供に向けてカウントダウンを開始した」と言う。「現在クラウドサービスの立ち上げ準備中であり、新たな価格モデルやお客様がクラウドを利用する際のサポート(バリューアドサービス)も含めて検討しています」と説明する。
コンソナCRM製品担当バイスプレジデントのティム・ハインズ氏は、「我々は次世代SaaSをお客様に提供できることに興奮しています。これはオンプレミス形式や第一世代SaaSと比較してもほぼすべての面でアドバンテージがあり、欠点は見当たりません」と言う。ティム・ハインズ氏によれば、コンソナのサービス志向CRMアプリケーションはガートナーによって”サーバ/OS仮想化プラットフォーム”と定義されたクラウド基盤上での運用に最もマッチしており、また、マルチテナントアプリケーション/データプラットフォームとは反対の考え方であるとされる。「弊社のお客様は非常に複雑な製品やサービスを支えるために弊社の製品を使用しています。お客様の多くは、コスト面で不利であると知りながらも、最も重要な資産である“顧客データ”を第一世代SaaSモデルが提供するセキュリティ、信頼性、拡張性に委ねることはできないと考えています。コンソナ・クラウドは、これらの問題を払拭し、同時に、運用方法の新たな選択肢やお客様のビジネス状況の変化に柔軟に対応する価格モデルを用意します」と語る。


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