〔2009/11/4〕NECは、コールセンター/コンタクトセンター向け音声認識ソリューションの新版「CSVIEW/VisualVoice V2.3」の販売開始

 NECは、コールセンター/コンタクトセンター向け音声認識ソリューションの新版「CSVIEW/VisualVoice V2.3」の販売を開始した。
CSVIEW/VisualVoice V2.3は、自然な会話をリアルタイムに認識してテキスト化するソフトウエアで、新たに音声認識辞書への文書ファイル一括登録機能と自律学習機能を搭載した。 音声認識辞書のメンテナンスがユーザーの手で容易にできるのが特徴。運用コストを削減し、新製品が出るときなどにもシステムを再構築せずに高精度な音声認識ができるという。CSVIEW/VisualVoiceは、通話データを解析して商品開発や顧客サービスに役立てるための製品で、2005年6月から官公庁、製造・サービス業などの企業に販売している。
一括登録機能は、新商品のマニュアルなど文書ファイル(テキストデータ)を一括で読み込み、音声認識辞書に登録。新単語と従来から登録されている単語で、重要度や出現頻度を解析・最適化する。自律学習機能は、登録する文章の単語・構文や品詞の前後のつながり、出現頻度などを自動抽出して統計的に解析する。これらの機能によって、ユーザー自身で認識率90%以上の辞書を構築・維持できるという。
価格は20席ライセンスが690万円から。出荷開始は2010年4月1日。中・大規模コンタクトセンターを構築する企業を中心に、今後3年間で100システムの販売を目指す。


PAGE TOP