〔2009/11/11〕アートソフト、小規模コンタクトセンター向けに最適化したWFMを提供

 アートソフトは、NECとNECグループにて提供している「UNIVERGE SV8500小規模コンタクトセンターパック」の拡張機能として、WFM(ワークフォースマネジメント)「ArtFront S-pack」を11月より提供する。価格は、オープン価格で、NECとNEC各販売代理店経由で提供される。
WFMでは、スケジュール作成のプロセスを明確化でき、過去に作成されたパラメータや過去のスケジュールを確認できるなど、管理者個人に依存していたナレッジをシステム化し、人事異動などによる“人”の流動性へのリスクを回避できる。さらに、より精度に優れた人員配置が可能になり、コストの最適化を図れる。
今回提供されるArtFront S-packは、小規模向けで、1人のオペレータが複数業務に対応するマルチスキルに対応したWFM。大型コンタクトセンター向けのコミュニケーションサーバ「SV」シリーズの「UNIVERGE SV8500」に加え、稼働状況把握やコール管理、着信呼の分配など高機能センター運営に対応するACDとその管理ソフトウェア「CSVIEW/NAVIGATORMIS」や、ゲートウェイ(INS回線)、ソフトフォン、CTIミドルウェアなど、コンタクトセンターに必要な機能がパック化されており、機能拡張としてIVR機能なども選択できる。
中・大規模センターに多数導入されているWFMシステムを最適化しているほか、日本の商習慣を考慮した、1カ月単位のスケジュール作成や、月末月初や曜日を考慮した正確な呼量予測を行える。また、欠勤率を考慮した人員配置も行える。総合的に管理したいセンター向けに、オプションでオペレーターパフォーマンス分析/リアルタイムレポート機能が提供される。座席拡張にも柔軟に対応でき、コンタクトセンター用途に加え、ビジネスフォンとしても利用できるなど、導入企業の事業拡大に対応できる拡張性を備えている。


PAGE TOP