〔2017/9/29〕ハーツユナイテッドグループとNTTマーケティングアクト、IoT時代における専門性の高いテクニカルサポート提供で協業

 ハーツユナイテッドグループおよびその子会社であるデジタルハーツ(以下、HUGグループ)とNTTマーケティングアクト(本社:大阪市中央区、山本博敏社長)は、IoT時代における多様化、高度化するテクニカルサポートサービスにおいて協業することに合意したと発表した。
 顧客サポートのなかでも特にテクニカルサポートの分野においては、さまざまな「モノ(物)」がインターネットに接続されるIoT時代特有の問題として、不具合や誤作動が特定原因に留まらず複数の要因が影響するため、接続環境の忠実な再現・検証が必要となるなど、発生原因の特定が長期化するとともに、顧客への解決策の提示が複雑化するなどの事象が新たな課題となっている。
 このため、デジタルサービスやIoTに係るサービスを提供している企業からは、従来のテクニカルサポートに加え、不具合原因の検証や特定など、複雑化かつ細分化が進む業務に関してトータルで委託を行うことで、開発およびサービスリリースに特化したいという要望も多く寄せられているという。
 HUGグループはソフトウェアの検証事業を手がけるデジタルハーツを中心として、8000名の登録テスターを強みに、IoT製品および車載器、Webシステムなどの多様な製品を対象とした検証実績を積んできた。
 NTTマーケティングアクトは、NTT西日本グループとして、コンタクトセンターの構築・運用などの事業を展開しており、24時間365日体制で1日平均約35万件(年間1億件)に上るコール数にも動じない安定したセンター運営を行っている。
 この度、両社は、顧客ニーズの変化に一元的に対応すべく、互いの強みを重畳した新たなテクニカルサポートサービスの提供を目的に協業を行うことに合意した。
 両社は展開する事業を組み合わせ、クライアント企業の商品・サービスの提供前より、不具合および操作性の検証を行い、クライアント企業へ報告、改善提案を行うとともに、事前検証において得られた知見を顧客サポートに活用することで顧客対応の効率化を実現する。また、顧客からの申告などで判明した不具合などについて再現試験および検証を行い、クライアント企業にその結果をフィードバックするなど、商品・サービスのライフサイクルに沿ったテクニカルサポートサービスを提供する。
 さらに、セキュリティサービスやSNSを活用したオムニチャネルのサポートサービスなど、顧客のニーズに柔軟に対応するフルアウトソーシングサービスを提供していく。


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