〔2017/10/23]リンク、ステレオ通話録音データ取得APIを実装したBIZTELの新バージョンを提供開始

 リンク(本社:東京都港区、岡田元治社長)は、通話録音データをもとに音声認識/テキスト化やAIサービスとの連係を実現する「ステレオ通話録音機能」および「ステレオ通話録音データ取得 API」を実装した新バージョン 2.7 の提供を開始した。
 これによって、通話終了後すぐに通話内容をテキスト化するシステムの構築が可能となり、オペレーターによる後処理の迅速化や精度向上など、コールセンター業務の効率化を支援する。また、通話をテキスト化できることから、全通話データを対象とした特定キーワードの抽出や通話内容の可視化、他の言語への翻訳などを自動化できるようになる。
 音声認識の精度を向上するために、通話データを客側とオペレーター側の2つのチャネルに分離。両者が同時に話した場合でも音声が混ざることを防げる。この2チャネルの音声データを送受信するためのAPIが提供される。
 コールセンター運営では、通話内容を録音し、そのデータを業務改善や応対証跡として利用することが一般的になっており、録音された音声は、テキストデータを作成する作業、いわゆる「聞き起こし」にも多く利用されている。しかし、この作業は多くの時間と労力を要することから「自動化したい」といったリクエストが多く寄せられているほか、「テキスト化されたデータをさらに分析などに活用したい」といったニーズも高まっている。


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