〔2017/10/24]凸版印刷とTIS、AI搭載の業務用スマートスピーカーを使い金融窓口や店頭業務での実証を開始

　凸版印刷とTISインテックグループのTISは、共同でスマートスピーカー「AISonar」のコンセプト検証（PoC）の検討を開始すると発表した。
　両社は、AISonarを金融機関の店頭顧客対応である窓口案内業務、問合せ・受付業務に特化したAIコミュニケーションサービスとしての提供を目指す。
　凸版印刷では、金融機関向けの業務ノウハウを元にAISonarと連携させる「DialogPlay」のFAQ制作や回答精度の向上を行う運用支援、AI対話エンジンからオペレータへの引継ぎができるコールセンターや事務局運営を担当する。また、凸版印刷は、金融機関向けのWebサイトの構築やタブレット端末で口座開設やカード申込をペーパーレスで行う「SpeedEntry plus」を開発、提供している。このような既存システムとAISonarを連携させることにより提供サービスの向上を行う。
　TISでは、AISonarのソリューション化およびAISonarの対話エンジンとして利用する業務チャットボットプラットフォーム「DialogPlay」の開発を行っている。AISonarの音声認識、音声合成、翻訳、対話を組み合わせたソリューションの開発を進め、BtoB向けソリューション提供、SI開発などを対応していく。