〔2009/12/21〕ネットマークス、米国ジェネシス社製のIPコンタクトセンター・ソリューションの拡販開始

 ネットマークスは、米国ジェネシス社のIPコンタクトセンター・ソリューションの販売を、本格的に展開する。既に2009年6月から専門販売部隊としてCEM(Customer Experience Management)営業部を立ち上げて取り組みを開始しているが、ユニファイド・コミュニケーション・システム(UCシステム)の構築で培った技術を活用することで、主に大規模のIPコンタクトセンターを対象に本ソリューションの提供を推進していく。
ユニファイド・コミュニケーション(UC)は、IPテレフォニーシステムなどを中心に、電話やEメール、テレビ会議、Web会議などのさまざまなコミュニケーションツールを統合することで、効率的なコミュニケーショ ンによる生産性の向上をめざすツールとして活用が進んでいる。
ネットマークスでは、国内でもいち早くIPテレフォニー技術に取り組み、Cisco IPフォンを使った大規模なIPテレフォニーシステムの構築実績を多数有しており、この実績をいかして、Cisco UCシステムと連携したIPコンタクトセンター・ソリューションを提供していく。同連携により、コンタクトセンターへの架電、各企業の支店、支社に架電のどちらにおいても、迅速かつ要件に適した対応(インテリジェントルーティング)を企業側が提供できるようになる。Cisco UCとジェネシス社のコンタクトセンター・ソリューションを組み合わせることで、最大5万席クラスの大規模センターへの対応が可能。さらに、インテリジェント・ルーティング、インバウンドとアウトバウンドのブレンディング機能、Eメール対応、ワークフォース・マネジメント、レポーティングといった従来のコンタクトセンターシステムで実現できていたジェネシスの機能を、Cisco UCシステムにおいても提供可能となる。加えてSIPの接続性、拡張性を利用することで、Web上での連携を実現し、チャネルミックスの顧客対応が可能なコンタクトセンターシステムを実現できる。これにより、例えば、顧客とオペレータがインターネットの画面共有しながら電話やEメール、チャットなど複数のチャネルからも同時にコンタクトをとることが可能になる。
ネットマークスでは、Cisco UCシステムと連携したIPコンタクトセンター・ソリューションの拡販を進め、2010年度に50億円の売上げを見込んでいる。


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