〔2009/12/28〕全国版コールセンター資格認定制度の実施運営団体の準備委員会を設立
コールセンター業界では国内初となる全国版の資格認定制度を実施運営する団体「日本コンタクトセンター教育検定協会」(仮称)の設立準備委員会(委員長:プロシード 西野弘社長)が、発注者やインハウス企業を主要参加メンバーとする13社で発足した。今後、広く参加企業・団体を募り、資格認定制度実施運営団体を設立する予定。
同委員会では、正式な団体の設立を準備するほか、資格種別、資格認定や運営方法などを分科会方式で検討していく。資格種別は、就業希望者、オペレーター、スーパーバイザーを始め、複数の階層で構成されたプロフェショナル資格にしていく予定。資格制度は、実践や評価に耐え、専門性と客観性を持ったものにするため、知識スキル体系の構築や認定には、国際的に広く認められたテスト標準手法を採用する。今年3月をめどに団体を設立し、コールセンター知識スキル体系(CMBOK: Call Center Management Body Of Knowledge)を含む資格制度を構築後、6月以降、資格認定試験を実施する予定。
本資格制度を継続的なものとするには、一定以上の参加規模を確保し、上位の資格も含めたキャリアパスに対応した試験を事業として構築・運営することが必須となる。そこでこのたび、業界の発注者やインハウス企業が中心になって、資格認定団体のあり方について検討を行う。最終的には、準備委員会参加企業のうち設立趣旨に同意した企業、ならびに新規参加企業・団体により、改めて正式に認定団体を設立し、全国規模の試験制度を運用することを目指す。