〔2017/12/2〕凸版印刷、人に共感するチャットボット開発

 凸版印刷は、2017年7月より、対話型AIソリューション「AIコミュニケータ」シリーズを展開しており、AIコミュニケータシリーズの第2弾として、会話や状況から利用者の感情を汲み取り共感を示すことで、利用者に安心感を与える対応が可能なAIチャットボット「BotFriends(ぼっとふれんず)」を開発。大分県が2017年12月1日から実施する健康ポイント事業「おおいた歩得(あるとっく)」において、事業やアプリに関する問い合わせ窓口の1つとして本サービスの実証実験を実施する。
 BotFriendsは、会話や状況から察した利用者の感情に最適な回答を提供することで、気持ちに寄り添った「おもてなし」の対応が可能なチャットボット。一般的なチャットボットのように、問い合わせに対してAIによる正答率の高い回答を提供できることはもちろん、会話のーワードやタイミングから「喜び」や「悲しみ」などの感情を推測し、回答内容に反映する。例えば、利用者の「結婚したので、必要な総務手続きを教えて」という発話から「喜び」の感情を汲み取り、用意された質疑応答集の通り回答するのではなく、まず「おめでとう!」と一言添えて「喜び」の共感を示してから回答する。凸版印刷がコールセンター対応で従来培ってきたノウハウを活かし、利用者の気持ちに寄り添いながら精度の高い回答を提供する、満足度の高いチャット形式でのAIとの会話を実現する。
 今回の実証実験では、公式Webページやアプリの「問合せ」からアクセスすると、大分県のマスコットキャラクター「めじろん」がチャット形式で、「おおいた歩得」利用者からの質問に回答する。凸版印刷は本実証実験を通じて、対話型AIを活用したチャットボットによる、参加者の満足度向上とコールセンターの負荷軽減を検証する。


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