〔2018/1/12〕マスターピース・グループ、ミャンマーヤンゴンにコンタクトセンターを開設
マスターピース・グループ(本社:東京都港区、佐藤修社長)とLan Thit Innovation(本社:ミャンマーヤンゴン市、北澤仁社長)は、ミャンマー国内企業に向けて公用語のビルマ語を使って各種コンタクトセンターサービスおよびBPOサービスを提供する合弁会社「Lan Thit Masterpiece(ランティット・マスターピース)」 を設立した。
ミャンマー連邦共和国は、2016年アウン・サン・スー・チー氏の率いる新政権誕生後、民主化による経済政策強化が推し進められ、ヤンゴンを中心に急速な経済発展を遂げている。外資系企業の進出が相次ぎ、同時に国内消費の増大に伴い、企業と顧客との接点となる各種コンタクトセンター業務、BPO業務への企業ニーズも増加するものと思われる。特に通信市場の成長は目覚ましく、2014年度の国内固定電話普及率が1%だったにも関わらず、スマートフォンを含む携帯電話の普及率はこの5年間で80%にまで拡大しており、電話やチャットアプリなど多様なチャネルでのカスタマー対応の必要性が見込まれるものと思われる。
ミャンマー国内のコンタクトセンター市場においては、未だ競合となるBPOプレイヤーも少なく、市場参入の好機と捉え今回の合弁会社設立に至った。本合弁会社は、これまで15年以上に渡って中国、香港、タイ、フィリピンと、アジアに特化してきた同社と、現地で人材およびITビジネスを展開してきたLan Thit Innovationの現地のネットワークと人材調達力を活かした現地企業向けのBPOサービスを展開していく。なお、本合弁会社は既にプレオープンを終え、世界規模でホテルの価格比較サイトを手掛けるTrivagoに対してサービスを開始している。