〔2010/1/18〕日立東日本ソリューションズ、テキストマイニングシステム最新バージョン「CoreExplorer Ver2.0」の提供を開始

 日立東日本ソリューションズは、コールセンターに集まる顧客の声や故障報告、特許情報などさまざまなテキスト分析が可能なテキストマイニングシステム「CoreExplorer(コアエクスプローラー) Ver2.0」の最新バージョンの提供を開始した。
顧客の声に関するデータを効果的に把握する技術としてテキストマイニングがある。現在、テキストマイニング技術の活用は、金融などのサービス業のコールセンターにおける“顧客の声分析”で多く見られるが、製造業における新商品企画・開発や故障・不具合分析での活用例はまだ少ないのが現状だ。また、企業における研究開発投資は年々増加の傾向にあるが、原材料の高騰・環境問題・商品ライフサイクルの短縮化などにより、効果的な新製品企画・開発や故障・不具合分析を踏まえた製品改善への要望は一層大きくなると考えられる。
このような状況を踏まえ、日立東日本ソリューションズでは、「インターフェースの改善」、「アラート・比較機能の追加」、「レポート機能の強化」を中心に、商品特性や不具合に関する顧客のフィードバックをより効果的に把握・活用していくための機能・性能を向上したCoreExplorer Ver2.0の提供を開始した。今回の機能強化により、大量のデータに対するきめ細かな分析が可能になっただけでなく、操作性の向上や分析をサポートする機能がより充実した。特にアラート・比較機能では、初めて出現したクレーム・不良を可視化することで早期発見と迅速な分析・対応が可能になった。また、顧客の地域・年齢・性別などの属性毎に意見の違いや変化推移を把握できるため、顧客の視点からのセグメント別製品評価も容易になり、製品開発に際しての重要な知見を得ることができる。
本製品は、メーカー系のコールセンターや品質保証部門、製品企画・開発部門、マーケティング部門を主なターゲットとし、順次適用業種を拡大している。同社では、今後3年間で10億円の販売を見込んでいる。


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