〔2018/2/28〕TMJ、海道大学と共同開発したアルゴリズム+AIの活用し、シフト調整の自動化に向けた効果を実証

 TMJ(本社:東京都新宿区、丸山英毅社長)は、2017年9月から北海道大学の調和系工学研究室と共同で、シフト調整を自動化するアルゴリズムを開発を進めている。将来的にTMJの運用するAIを活用したチャットシステムと連携したシフト調整業務の自動化に向け、アルゴリズムを検証。この度、トライアルで効果が実証された。今後、データの収集およびAIへの学習などのトライアルを続けながら、2018年度中の実用化を目指す。
 今回共同開発したアルゴリズムは、突発的な欠員に対し何人に声かけをすればよいのか対象者のリストを抽出、いつどのタイミングで声かけするかを判断し、最適化する。これまでのシフト調整では、個々の担当者の「経験と勘」に依存、調整のノウハウがたまっていかないため属人化していた。アルゴリズムにより、代替者選出にかかる工数を削減、生産性と応諾率の向上を図る。
 アルゴリズムを学習したAIとチャットシステムを連携し、自動で出勤調整の可否を確認するメッセージを発信。返答があったスタッフに対して、有人チャットで最終調整する。シフト調整のチャネルは、電話からLINEを利用することで、対象者へのコンタクトを効率化すると共に、電話を掛ける・受ける心理的負担を解消する。
 現在、サービス業や外食産業など労働集約型産業では、人材不足が深刻さを増していう。そのような中、急な欠勤発生時のシフト調整業務は大きな負担となっている。そこで、シフト調整業務の負担を軽減するアルゴリズムを、北海道大学で情報科学を研究している調和系工学研究室と共同開発。そのアルゴリズムによって抽出された対象者に対し、チャットシステムにてコンタクトを図ることでシフトの調整を行い、業務負担を軽減させる。将来的にはアルゴリズムをAIに学習させ、自動的にシフト調整を行う予定。社会課題となっている人材不足に対し、シフト調整業務の自動化というこれまでにない先進的なアプローチを試みることで、「生産性の向上」「人材活用の最適化」を実現する。


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