〔2018/3/2〕インテックの「F³(エフキューブ)」とFRONTEOの人工知能「KIBIT(キビット)」を連携したデータ解析サービスを提供開始

 TISインテックグループのインテックと、FRONTEO(本社:東京都港区、守本正宏社長)は、インテックが提供する金融機関向けCRMソリューション「F³(エフキューブ)」と、FRONTEOが独自に開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」を連携した解析サービスの提供を開始したことを発表した。
 F³(エフキューブ)は地方銀行で多数の利用実績を有しており、長年にわたり営業交渉履歴、応接記録、顧客の声などの管理に活用されている。KIBIT(キビット)は、金融機関が保有する膨大なデータを解析することにより、従来難しかったテキストデータの網羅的なチェックや、作業時間の大幅な短縮、費用の削減を通じて、より高度な業務への人材投入などを実現している。両社では、F³(エフキューブ)とKIBIT(キビット)のスムーズな連携を行うことで、保有するビッグデータを短時間で効果的に活用できる仕組みを提供し、金融機関が目指す、顧客や地域に向けたきめ細やかな支援の実現をサポートする。
 F³(エフキューブ)とKIBIT(キビット)を連携させた解析サービスにより、営業交渉履歴、日報など大量のデータの中に埋もれている営業チャンスの発掘や、顧客のライフイベントが発生したタイミングに応じて、最適な商品抽出を実現、コンプライアンス遵守の観点での応接記録チェックによる「お客さま本位の取引」の実現、「お客さまの声」に占める満足度の割合や推移の定量値化によるロイヤリティの向上、社員、行員の商品理解力のチェックや、報告書などの文章作成力の向上など社員教育での活用、ビジネスマッチング事例や成功事例など、顧客に役立つ、最適な情報の抽出、のような活用や効果を想定している。
 両社では、今後さらに活用できる幅を広げ、より多くの金融機関が、適切なコストと期間でビッグデータとAIを活かせるソリューションを構築できるよう、協力していくという。


PAGE TOP