〔2018/3/13〕Twilio、オムニチャネルに素早く対応するコンタクトセンタープラットフォームを発表

 Twilioは、オムニチャネルに素早く対応するコンタクトセンタープラットフォーム「Twilio Flex」を発表した。企業によるさまざまなコミュニケーション手段の導入を支援するもので、世界で160万人もの開発者に利用されているクラウドサービス「Twilio」の上で安定して動作する新しいプラットフォームである。
 近年、顧客が使用するコミュニケーションツールは多様化しており、音声だけでなくSMSやチャット、ビデオなど、最適なツールをシームレスで利用できるオムニチャネルの重要性が求められている。同サービスは、これらのニーズに簡単かつ柔軟に応えられるように設計されたプラットフォームだ。
 Twilio Flexを使うことで、短期間で柔軟な顧客との対話型インターフェースを作ることができるほか、SalesforceやZendeskといった、既にあるサードパーティのアプリケーションと連携し、顧客からのあらゆるニーズに応えられるクラウド型のコンタクトセンターを構築することができる。
 年間400億以上のAPIコールと、それらを99.95%の稼働率で運用するプラットフォームがあり、世界100カ国の電話番号を扱うことが可能なインフラサービス「Twilio」の安定した基盤の上で動作するため、既存のシステムにありがちな拡張不可能なアプリケーションとは異なり、変化に強く、拡張しやすい環境が特徴である。
 現時点でのTwilio Flexは開発者プレビューであり、米国サイト(https://www.twilio.com/flex)でのみ申し込み可能となっている。価格は、毎月のオペレーターの席数単位の課金となり、従来と同じく使った分だけ支払う完全従量制。正式リリースは2018年末頃が予定されている。


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