〔2018/3/27〕リクルート、コールセンターなどの顧客満足度や成約率を高めるAIアプリケーションを提供するScoreData社へ出資

 リクルートホールディングス(以下、リクルート)は、投資子会社である合同会社RSPファンド6号を通じ、コールセンターなどの顧客満足度や成約率を高めるAIアプリケーションを提供する米国ScoreData社への出資を実施した。
 企業のコールセンターは、顧客エンゲージメントを高める重要な接点でありながら、顧客の多様なリクエストに応じて、個々の対応スタッフが常に顧客満足度の高い対応を行うことが困難である。同社は、内外部のデータを活用し、顧客にマッチするスタッフを適切に差配するためのAIアプリケーションを提供している。これにより、コールセンター全体のサービスの質が向上する。
 リクルートは今回の出資を通じて、同社製品の性能アップに貢献し、同サービスの利用拡大をサポートしていく。同社は今回の資金調達により、商品開発や営業活動を拡充していく予定。
 ScoreData社は、最新の機械学習技術を元に、コールセンターが保有する顧客と対応スタッフのデモグラフィックや過去のインタラクションなどの内部データ、および同社が入手する外部データに基づき、顧客とスタッフとをマッチングさせるための予測モデルを構築し、スタッフを適切に差配する。また、予測モデルが自動的に更新されるため、常に高い精度を維持できる。本サービスは現在、金融や保険、ITなどの業種で導入を進めており、今後はアウトバウンド営業などさまざまなシーンや業種での展開が期待されている。


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