〔2018/7/17〕リコー、音声認識ソリューションを提供するスタートアップ2社と資本業務提携

 リコーは、音声認識技術・ソリューションを提供するスタートアップ企業であるHmcomm(本社:東京都港区、三本幸司社長)、およびBONX(本社:東京都世田谷区、宮坂貴大社長)それぞれと協業することで合意した。近年注目されている音声認識技術を活用したソリューション開発に取り組み、顧客がオフィスや現場で取り組む働き方改革を支援する。
 Hmcommは、ディープラーニングを活用した音声認識技術とAIを活用したソリューションを開発している。音声認識によるリアルタイムでの音声テキスト化や音声コマンド入力などを可能にする音声認識ソリューションを提供し、コールセンターやメガバンクの法人営業、ホテルの宿泊受付など、さまざまな分野で採用されている。
 一方、BONXは、独自のヘッドセット「BONX Grip」とスマートフォンアプリを組み合わせたコミュニケーションツールを提供している。法人向けサービスの「BONX for BUSINESS」は、初期コスト不要・通話相手との距離制限なし・混線なく安定性も高いといった一般的なトランシーバー/インカムにはないメリットがある。また、30人まで一斉に話せる・通話録音が可能・アプリアップデートで機能の拡張性が高いといった機能も備えている。
 今回の協業では、まず第1フェーズとして、HmcommおよびBONXそれぞれのソリューションをリコーの顧客接点力を活かして拡販するほか、リコーインタラクティブホワイトボードなどのエッジデバイスに組み込む。第2フェーズでは、蓄積された顧客の音声データをインテリジェンスに変換し、顧客が取り組む新たな価値創造に取り組む。


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