〔2018/8/22〕アイネットとSPJ、AIクラウドサービスを共同開発

　アイネットとSPJ（本社：東京都千代田区、江口天社長）は、SPJが持つAI技術を活用し、AIクラウドサービスを共同開発すると発表した。
　今回の協業では、アイネットのクラウドサービスにSPJのAI技術／AIエンジンを適用することにより、新規にAIサービスを開発。主に中堅・中小企業へ安価に提供できるAIクラウドサービスを製品化する。
　例えば、顧客ごとにチューニング可能な独自AIエンジンを搭載した「高精度AIチャットボット」をクラウドサービスとして提供。自動応対やオペレーターへのサポート機能により、コンタクトセンターやヘルプデスク業務の効率化を可能にする。また、応対ログやCRM情報の分析による隠れた顧客ニーズの顕在化、商品・サービスのマーケティング支援なども可能で、サービスを業種あるいは業務ごとにパッケージ化し、応対・分析精度を向上させるとともに、導入コスト・期間の低減を図る。
　このほか、多言語AIチャットボット機能で外国人からの問い合わせに自動応対する「インバウンド対応多言語AIチャットボット」、論文やニュース、記事など日々増え続ける文章をAIに理解させ、意図解釈により重要なエッセンスが凝縮されたパラグラフを抽出する「自動要約サービス」、ディープラーニング（深層学習）とルールベースを併用し、文章作成時にノイズ、同音異義語などの異常検知を行うサービス、CRMのログやWebサイト、SNSなどから、商品・サービスの情報を自動抽出し、市場での評判をAIに分析させ、サービス改善や競合分析のレポートを出力する「評判分析」も提供する。
　両社では、まずこうしたクラウドサービスの開発を進め、順次、AI化の範囲を拡大する。