〔2018/9/6〕Bestエフォート、コール&システムと株式交換し完全子会社化

 Bestエフォート(本社:東京都豊島区、清水望社長)は、株式交換によるコール&システム(本社:福岡県福岡市、渡辺誠会長)の完全子会社化を発表した。
 今回の子会社化は、コール&システムの保有するシステムプラットフォームを活用した、コールセンターの情報を一元管理するシステムの開発を主な目的としている。
 Bestエフォートは全国6拠点のコールセンター運営を行い、不動産会社や入退去時にニーズの高い商材を持つ企業との業務提携によるBtoBtoC事業「ラストワンマイル」を展開しているが、システム開発・導入により巨大な国内市場にリーチできる体制を整備し、更なる事業成長を見込んでいる。
 ラストワンマイルは業務提携を結んだ不動産会社の顧客にオペレーターが架電し、ライフライン契約、インターネット回線契約、引っ越し運送手配、不用品買取など転居に関わるあらゆる手続きを案内するサービス。煩雑な手続きを一括案内する事で顧客の利便を高め、また同社を核として不動産会社、運送会社などの各提携先企業に収益を分配することができる。
 ラストワンマイル事業は2018年2月1日のサービス開始よりわずか半年で、提携先企業は約300社、顧客数は月間約2万件に上る成長をしている。また、すでに通信回線・新電力など自社ブランドのライフラインサービスも立ち上げている。今後もさらに提携先・提供商材を増やし、顧客へのサービスを拡充していくにあたり、架電営業だけでなく顧客からの受電にも対応できる体制を整える必要があった。受電対応は問い合わせてくる不特定多数の対象者からのありとあらゆる要望に応えるため、オペレーターにも業務への深いスキルが求められる難しい業務。
 コール&システムは、全オペレーターが質の高い顧客対応を行いセンターの稼動効率を上げる、コールセンター特化型の管理システムを自社開発し保有している。同社はコール&システムの子会社化により、本システムをベースに架電・受電の両方に対応できる、ラストワンマイルに最適化した自社システムを共同開発し、新生活市場におけるシェアを拡大する。


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