〔2010/2/25〕法テラス、コールセンター利用件数累計で100万件を突破
日本司法支援センター(法テラス)は、法的トラブル解決のための情報提供を行うコールセンターの利用件数が、2006年10月の開業から2月25日までに、累計で100万件を超えたと発表した。今年度は前年度比1.4倍のハイペースで、法テラスは景気低迷の影響とみている。
法テラスのコールセンターは、電話(0570・078374)や電子メールで法的トラブルに関する相談を受け、弁護士会などの専門の機関を紹介したり、解決に向けて利用できる各種サービスの情報提供などを行っている。 法テラスによると、今年度のコールセンターの利用件数は前年度より約10万件多い約39万件に達する見通し。2月の件数は3万80000件を超え、1カ月間としては過去最高だった。「コールセンター100万件というのは、再利用もありますが、ごくおおざっぱに言うと、業務開始3年半足らずで約127人に1人の方にご利用いただいたということになります。それだけの法的トラブルがあるのは深刻なことですが、埋もれていたかもしれないトラブルに法の光があたるきっかけとなったとすれば、この100万件という数字に法テラスの存在意義を再認識するとともに責任の重さも感じます」(情報提供課)としている。