〔2018/10/11〕オウケイウェイヴ、AIを活用した「FAQ自動作成システム」の開発を開始

 オウケイウェイヴは、独自開発する人工知能「KONAN」の次世代モデル「KONAN2」を用いて、世界中の知識を自動的にFAQ化する「FAQ自動作成システム」の開発を開始した。年内に公開を予定、公開後の1年間で1億件のFAQ自動作成を目指す。
 FAQ自動作成システムは、世界中に散らばった知識を自動的にFAQとしてまとめ、利用者とともに活用していくプロジェクト。日本はもちろん世界中のさまざまな言語による数億件ものインターネット上のQ&AデータをKONAN2が分析し、自動作成したFAQを同社オリジナルブロックチェーン「Thor’s Hammer」上に構築する。KONAN2により自動作成したFAQをベースとし、FAQ自動作成システムのネットワークへの参加者もFAQを作成し公開することができる。
 Thor’s Hammerにより、FAQ自動作成システムはFAQ作成者の著作権を保護・管理しながら、適切なユーザーにFAQを提供する。さらにFAQ自動作成システムは同社が普及を進める新経済圏「感謝経済」プラットフォームと接続し、FAQ作成者は利用者から「感謝経済」プラットフォーム内で利用できる独自トークン「OK-チップ」を受け取ることができる。OK-チップは「感謝経済」プラットフォームに参画する企業・団体が提供する優待などに利用できる。
 昨今、IoTの進展などによる製品の組み合わせの複雑化や、ネット検索結果一覧への依存、フェイクニュースの蔓延など、インターネット上で正しい情報を入手するには今まで以上にネットリテラシーが求められるようになってきている。
 このようななかで、同社グループは創業以来20年にわたって、年間7000万人が利用し世界中の人々が助け合うQ&Aサイト「OKWAVE」の運営、500社以上の企業・団体のFAQの作成を支援するシステム「OKBIZ.」の提供、多言語コールセンターを通じた生きた翻訳のノウハウを得てきた。これらのサービスやソリューションに加え、同社ではオリジナルAI「KONAN」、Blockchain「Thor’s Hammer」、そして、Chatシステムの「DANANG」の頭文字をとった「ABCテクノロジー」を推進していく。
 FAQ自動作成システムは、同社のFAQシステム製品の未来を模索する探査コンセプトプロジェクトとして、既存サービス、ソリューションと並行して実施する3年間のプロジェクト。FAQ自動作成システムプロジェクトで得られた知見を、Q&Aサイト「OKWAVE」、FAQシステム「OKBIZ.」のビックデータ、技術基盤としてフィードバックし、より良いサービス、ソリューションの開発・提供に活かしていく考え。


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