〔2018/10/12〕コラボス、イデア・レコードが、ワタミ協力によるデジタルマーケティングプラットフォームの実証実験の実施に合意

 コラボスとイデア・レコード(本社:東京都新宿区、柏田康雄社長)は、ワタミが運営する飲食チェーン予約受付業務において、コラボスが試験運用を行うコラボスDMP(仮称)とイデア・レコードが提供する予約管理システムを用いたデジタルマーケティングプラットフォーム(以下、「DMP」)の実証実験の実施について合意したと発表した。2018年10月下旬よりテスト運用を開始する予定。
 コラボスは、お客様相談室や製品問い合わせセンターなどで利用されているIP 電話交換機システムや顧客情報管理システムをクラウドサービスの形態で提供しており、システムの構築から運用管理までトータルでサポートしている。一方、イデア・レコードは、飲食店特化型コールセンター「よやくるー」やクラウド型予約管理システム「お席トットくん」、グルメサイト専属編集サービス「Popeye」などを展開し、6000店舗以上の飲食店にサービスを提供している。
 近年、インターネット環境の変化やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の台頭、スマートフォンやタブレットなどの通信機器の普及に伴い、消費者行動は大きく変化している。
 消費者のニーズに答えるため、企業はWebサイト、SNS、コールセンターなど、複数のコンタクトチャネルでの対応を行っているが、各チャネルで収集される顧客情報は貴重な情報資産でありながら、データ形式が異なることやデータが一元管理されていないことなどから、すべての情報を総合的に分析し、売上やサービス品質等の向上のために活用することが困難であった。
 今回、コラボスとイデア・レコードは、ワタミ協力の下、上記のような状況の改善を目的とし、企業がオンライン・オフラインの種別にかかわらずコールセンターやWebサイトなどのコンタクトチャネルで収集したデータを統合・分析し、その結果を基にターゲティングを設定するデジタルマーケティングの実証実験を開始した。
 本実証実験では、ワタミが展開する飲食チェーンの予約受付業務において、コールセンターで収集される顧客属性などの顧客情報(オフラインデータ)と店舗予約用Webサイトで収ア・レコードが提供する「お席トットくん」に集約し、コラボスが試験運用を行うコラボスDMP(仮称)を用いてサードパーティーデータと共に統合・分析し、その結果を基にした潜在顧客に対するWeb広告配信や既存顧客へのアンケートなどのマーケティング施策の実施と効果測定を行う。
 コラボスは、本実証実験を踏まえ、コールセンターで保有するデータとWeb上のデータを融合させることにより、企業のマーケティング活動における広告価値や顧客満足度の向上に貢献するDMPの開発・提供を目指す。


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