〔2010/3/5〕シンコム・システムズ・ジャパン 特定保健指導システムに「遠隔コミュニケーション機能」を拡充
シンコム・システムズ・ジャパンは、2008年4月から始まった特定保健指導におけるICTとして「特定保健指導支援システム」をASP方式とオンプレミス方式で市場に提供しており、大手電機メーカをはじめとする健康志向の高い企業がそのユーザ企業として知られている。現在では包括的な健康サービスを提供するICTとして、そのシステムの機能をさらに拡張しているが、今回は特定保健指導におけるコミュニケーションの機能拡張として、インターネット回線を使った双方向での画像、音声のやりとりが可能なサービスを追加した。このことにより、管理栄養士などの保健指導者は遠隔地との効率的なコミュニケーションの実施が可能となる。
シンコム・システムズ・ジャパンが提供している「特定保健指導システム」では、さまざまな支援パターンを6カ月後の評価まで漏れなく支援するばかりでなく、対象者1人ひとりの進捗に沿ったスケジュール管理を行うほか、面談業務をサポートする機能として予約管理機能などを提供しているが、さらに双方向のコミュニケーションを強化支援する「双方向のWebコミュニケーション機能」を提供する。
この双方向のWebコミュニケーション機能はトラクション(本社:埼玉県川口市、篠原義岳社長)が開発した技術を利用したもので、既にコールセンターなどに対しては提供されており、インターネットを使用したテレビ電話システムや問合せシステム「クリックアクセス」として知られている。
導入時の初期設定コストが不要であり、かつ新たなアプリケーションなどのインストールも必要ないこのサービスの良さを、健康志向の高いシンコム・システムズ・ジャパンの「特定保健指導システム」のユーザにも享受してほしいとしている。