〔2010/3/16〕サービス産業生産性協議会、平成21年度日本版顧客満足度指数調査結果発表。利用者延べ10万人に聞いたサービス業29業界の優良企業発表
サービス産業生産性協議会は、日本で初めて業界横断での比較・分析が可能な「JCSI」(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)の平成21年度調査結果をまとめ、日本の主なサービス業29業界・291社の顧客満足度上位企業を含む結果の概要にを発表した。
JCSIは、平成19年から2年間の開発期間を経て平成21年度から実用化し、サービス産業を広くカバーするよう年3回に分けて調査を実施している。JCSIを利用することで、従来のランキングなどとは異なり、業界内外の優れた企業の取り組みに学ぶことが可能になり、業界を超えたサービス品質競争によりサービス産業全体の生産性向上が促進されることが期待される。
調査結果のポイントは以下のとおり。
1.調査した291社中、顧客満足度で最も高い評価を得た企業は、第1位「東京ディズニーリゾート」(レジャーイベント業界1位)、第2位「ECカレント」(通信販売業界1位)、第3位「あきんどスシロー」(飲食業界1位)であった。
2.調査した29業界中、顧客満足度で最も高い評価を得た業界は、「通信販売業界」で、次いで「旅行業界」「介護サービス業界」であった。
3.顧客満足度の上位50社には、「通信販売業界」が11社を占め、近年の同業界の成長を象徴する結果となった。
4.顧客満足度以外の評価では、今後の継続利用意向(ロイヤルティ)で最も高い評価を得た企業は「楽天トラベル」、クチコミ で最も高い評価を得た企業は「東京ディズニーリゾート」であった。
JCSIは、「顧客満足」の他、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「クチコミ」「ロイヤルティ」の6つの指数により、各業界企業のサービスを多面的に評価できる診断システム。
今回の調査結果の詳細は、http://www.service-js.jp/cms/news_attach/100316_CSI_news3.pdf。