〔2010/3/17〕東芝ソリューション、運用・保守サービス事業強化で4月にグループ会社2社を統合

 東芝ソリューションのグループ会社である、情報システムの運用・監視・保守等の業務を担う東芝ITサービスと、郵便区分機・現金自動預払機の保守・運用管理業務を担う東芝ソシオシステムサポートは、運用・保守サービス事業の効率化、強化を図るため、東芝ITサービスを存続会社として4月1日付で統合することを発表した。
この統合により、経営資源の集中化を行い、情報システム系からメカトロニクス系までカバーする幅広い運用・保守サービス体制を構築し事業拡大を目指す。
運用・保守サービスを含むITアウトソーシングサービス市場は堅調に伸長しており、今後、クラウドやSaaSなどの利用が増えることにより、それに伴う運用・保守サービスの需要は拡大するとともに複雑化していくと考えられている。
東芝ITサービスは、長年にわたりマルチベンダー対応によるITシステムの運用・保守サービスを提供しており、近年、企業の多様化する要望に応えるため、企業のシステムをトータルにサポートできるサービス体制の拡充に取り組んでいる。一方、東芝ソシオシステムサポートは、郵便・金融関連市場に納入されている業務用機器の保守サービスを提供しているが、昨今、メカトロニクスとITが融合したシステムの増加に伴い、ITシステムを含む運用・保守サービスの提供へと、業務内容が拡大してきた。
今回の統合により、両社が保有している、拠点・コールセンター・技術・サポートシステムなどの機能を融合してサービスを拡大・強化する。また、これら経営資源の集中化により、全国拠点のカスターマエンジニアの多機能化やスキル向上を効率的に進める。


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