〔2010/3/18〕佐川コンピューター・システム、SGシステムへ社名変更
SGホールディングスグループの佐川コンピューター・システムは、SGホールディングスグループにおけるIT統括企業としての位置づけを明確化し、一般の顧客に対しても訴求効果を高め、グループ外へ広く事業展開を推進するため2010年度スタートとなる3月21日付で社名をSGシステムに変更する。
佐川コンピューター・システムは、佐川急便の全国貨物追跡システムの開発を機に、1983年に設立された情報処理サービス会社で、設立以来、佐川急便を中核とするSGホールディングスグループの情報システムのコンサルティング、構築、運用、管理を担ってきた。
佐川急便の貨物は、1日500万個を超え、この荷物を追跡し、その決済を処理するための基幹システムは、わが国でも最大級のITインフラ。また、佐川コンピューター・システムが提供する出荷システムの利用者は全国で7万社を超え、同社が提供するスキャニングサービスは、簡易保険や厚生・国民年金など機密性の高い事業でも利用されている。
今後は、SGホールディングスグループ内に存在する貨物追跡システムや勘定系システムなど264のITシステムの最適化を進め、グループ内企業向けにプライベート・クラウドやSaaSによるITサービス提供を開始するなど、グループ内のIT統括企業としての機能を一層強化していく予定。また、こうして培ったITスキルを積極的に外部に展開し、SIだけでなく、スキャニングやデータセンター・データストレージ、コールセンターといった多様なビジネスを複合的、かつ、ワンストップで提供する「情報のオールイン ワン カンパニー」を目指していく。