〔2019/5/15〕丸紅情報システムズ、コールセンター向け声紋認証ツールを販売開始

 丸紅情報システムズ(本社:東京都新宿区、渡辺亮一社長、以下、MSYS)は、ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン(本社:東京都千代田区)と販売パートナー契約を締結し、ニュアンスの声紋認証製品の販売を開始した。
 コールセンターでは、顧客からの問い合わせに際し、本人確認のために名前、生年月日、認証番号など複数の質問をする必要があり、オペレータと顧客の双方に時間と手間を要している。また、本人のなりすましへの有効な対策の確立も喫緊の課題となっている。
 ニュアンスの声紋認証は人の声を分析し、事前に登録された声紋ファイルと照合することにより、約2秒でストレスフリーな本人確認を実現する。さらに、本声紋認証は米国国防総省と連携して開発した技術をベースとし、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)他、さまざまな第三者機関から声紋認証率で世界トップクラスの評価を得ている。また、声紋認証は指紋認証や虹彩認証などのように専用デバイスを必要としないため導入のハードルが低く、人の声で確認する点でコールセンターと高い親和性を持っている。ニュアンスの声紋認証製品は、世界各国で金融機関を中心に300社以上が導入し、年間50億回以上の認証に利用されていますが、なりすまし事故は発生していない。
 MSYSはニュアンスの声紋認証製品を、銀行やクレジットカード会社など、金融業界を中心にコールセンターを自社保有する企業や、コールセンターサービス事業者、保険事業者などセキュリティを重視する企業向けに提案・販売し、今後3年で1億円の販売を目標としている。
 なお、MSYSとニュアンスは、ジェーシービーおよび同社の「ザ・クラス・コンシェルジュデスク、プラチナ・コンシェルジュデスク」の運営委託先であるJCBトラベルで実施される、ニュアンスの声紋認証製品群の1つである「VocalPassword」を用いたPoC(Proof of Concept:概念実証)を共同で支援する。


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